JAOS認定・総合診療歯科医取得コース（第８回）口腔漢方基礎講座④

口腔漢方講座４　「歯科治療をデザインする」
島田淳先生、渡辺秀司先生

「非歯原性疾患においてどのような歯科治療をデザインするか」
島田淳先生
歯科治療の多くは基本的に外科処置であり、日常臨床では、患者も歯科医師も主訴に対する客観的所見により治療を行う事が可能である。しかし近年、歯科において顎関節症や咬合違和感、非歯原性歯痛のように、主訴と客観的所見が必ずしも一致しない訴えを示す症状や機能性疾患の患者に対応しなければいけない機会も増えてきた。このような患者に対しては、心理社会的要因、心身状態の把握を行うことが重要となってくるのであるが、歯科医師はその対応に慣れていない。本セミナーにおいては、歯科において心理社会的要因や心身状態の把握が必要な状況を顎関節症、咬合違和感症候群などを例に、どのように考え漢方処方を用いたら良いか、認知行動療法的な対応を含め歯科での治療戦略デザインについて解説する。

「歯科治療における漢方デザインの実際」
渡辺秀司
口腔内は粘膜に覆われ体の中でも特殊な環境下にある、
好気性環境下に歯周ポケットなど嫌気性環境があり、そこに咬合が絡み、病状や外傷が生じやすくなる。即ち、好気性菌で感染しやすく、嫌気性菌が組織を破壊し、咬合が顎の偏位を誘導する。そこで患者の背景に心理・社会的問題の可能性があると顎関節症、食いしばり、舌痛症等、咬合違和感等を訴える。漢方治療は心身相関の破綻からくる症状に有用であることが知られている。本セミナーでは歯科での実際の症例を交え、歯科治療の中に漢方をどうデザインするか解説する。

時間割
9:00-13:00：オンラインセミナー口腔漢方
島田先生（90分）
渡辺先生（90分）
質疑応答（20分）
※会場参加の方に限り症例相談がありましたら事前にご連絡ください。
内容によっては時間変更の場合もございます。

■特記事項
口腔漢方講座 1～5 で使用するテキストについて
一般販売価格：11,000 円（税込み）
会場受講の方で通期受講の場合：受講費用に込み
会場受講で口腔漢方講座に単回受講の場合
・必要な方には 11,000 円で販売
・不要な方にはレジメのみテキストから抽出して無料配布
オンライン受講の場合のテキスト配布につきまして
オンライン受講の方で通期受講（１２講座）の場合には送料（ヤマト着払い）のみご負担ください。
単回申込の方はテキスト代金が発生いたします。
・必要な方には 11,000 円+送料1100円で販売
・不要な方にはレジメのみテキストから抽出して 2,200 円（税込み）＋送料（一律 1,100 円）で販売

渡辺秀司先生　神奈川歯科大学特任教授、横浜歯科漢方研究会、横浜薬科大学客員教授