第一種歯科感染管理者資格概要
開催予定の第一種歯科感染管理者検定
現在、開催予定の第一種歯科感染管理者検定はありません。
第一種歯科感染管理者検定概要
第一種歯科感染管理者検定紹介動画
【資格の目的】
歯科感染管理における臨床現場での実務のスキル向上を目的として、「感染管理マニュアル作成」能力の習得、実践を主な目的とする。
【試験資格】
NPO法人JAOS感染推進委員会が認定する「第二種歯科感染管理者」資格者
【試験日】
毎年1-2回
【受検費用】
受検費用:22,000円 (税込み)
【試験日の告知方法】
NPO法人日本・アジア口腔保健支援機構ホームページ
第二種歯科感染管理者でメール配信を希望している方へのメール配信
【検定方法】
第一種歯科感染管理者検定開催日(以下、「検定日」)の3ヶ月前より事前に公開された課題について検定日から1ヶ月週間以内に感染管理マニュアルを感染制御推進委員会に提出する。提出されたマニュアルの審査を行い、検定日から3ヶ月以内に合否判定結果を受検者に郵送する。
【課題】
課題及びレイアウト
課題提出用紙
第一種歯科感染管理者検定の目的は感染管理マニュアル作成スキルの取得です。
課題に記載されている歯科医院の患者数、従事者数、設備において適切と思われる感染管理マニュアルを作成するための講義と試験になります。
検定当日までに感染管理マニュアルを完成する必要はありません。
現在お持ちの知識、経験からご自身で感染管理マニュアルを作成して検定当日に持参してください。
また、感染管理マニュアル作成の経験がない方は検定当日の持参は不要です。
いずれの場合も検定当日の講義を受講して修正、変更、もしくは作成を行い、指定期日までに感染管理マニュアルを提出してください。
第一種歯科感染管理者検定「感染制御マニュアル作成」の課題202406
第一種課題医院レイアウト図(2024)はこちら(ダウンロードください)
歯科感染管理者資格について
歯科感染管理者(第一種、第二種とも)は個人に帰属する資格です。
医療機関においてその資格者が勤務していることを標榜、証明したい場合には、「施設認定書(在籍証明書)」を発行する事が可能です。
※有償
【継続講習会(ポイントセミナー)について】
第一種、第二種ともに、認定登録を継続するためには、検定合格・登録後5年以内に継続講習会(ポイントセミナー)を受講してください。
合格・登録から5年以内に5ポイントの取得が必要です。
なお、第一種の方は第一種のみ資格の更新を行ってください。
■継続ポイントのご案内
第一種、第二種歯科感染管理者の方で弊会が主催、後援する研修会、講習会に参加いただいた場合には所定にポイントが取得できます。
講習名 | ポイント |
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サテライト研修 | 講演内容により異なります |
継続セミナー半日 | 1 |
継続セミナー1日 | 2 |
第二種歯科感染管理者検定再受講 (受験は不要です) |
2 |
第一種歯科感染管理者検定 (合否に関わらず) |
・合格の場合 第一種資格取得者として更新されます ・不合格の場合 継続ポイントが2ポイント取得できます |
第一種合格者の補講動画視聴 | 1 |
サテライト研修会とは
院内感染制御業務以外で歯科治療に大切と思われる技術・知識についての研修会です。第一種、第二種歯科感染管理者の方は継続ポイントの対象となります。
会員限定補講動画
会員限定の補講動画をご用意しております。会員登録については事務局までお問い合わせください。
第一種歯科感染管理者検定補講動画
2023.6.11開催・第一種検定補講用動画はこちらからご視聴ください。
ご視聴にはパスワードが必要です。
よくある質問
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正しい手指消毒法、感染経路別予防策などの図は第二種感染管理者検定試験テキストから使わせていただいてもよろしいでしょうか?
テキストを参考に使用していただいて構いません。
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課題とレイアウトの例、ダウンロードして印刷しましたが、あれは、提出する中の2ページは、あのような内容になるという意味で大丈夫でしょうか?また、A4で印刷とありますが全てA4に手書きでも提出可能でしょうか?
課題とレイアウトは今回の検定のためのサンプル歯科医院です。提出していただく検定用感染制御マニュアルは、必ず、課題の設備、レイアウトの医院用を作成してください。
ご自身が勤務する医院の設備、レイアウトではありませんのでご注意ください。
A4用紙に手書きでも構いません。 -
当医院は院長と歯科衛生士の二人で参加しております。課題のマニュアル作成については二人で協力して作成し、同じものをそれぞれが提出する形でもよろしいでしょうか。
はい。お二人で作成したものをそれぞれ同じ内容で提出していただいて問題ありませんが、人数分の表題、着払い用紙など個別にご送付ください。
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課題作成に関して「感染制御マニュアル」の内容が包含されるのかに関しては理解できましたが、作成方法、形式、レイアウト等どのようにしたら良いのかわかりません。
実際にどちらかの医院で活用されている現物を拝見できれば「このようなものかと」思い描けたと思いますが、恥ずかしながら実物を見たことがないため、どのような形式、分量で作成するのかさえわかりません。
当日の持ち物として、20センチスケールや赤、青の色鉛筆を持参するようにありましたので、受講しながらマニュアルを作成するものと思い違いしていたため、どうしたらよいかと困惑しております。課題の「医院情報」や院内の見取り図に何をしたらよいのかわかりません。当日の説明不足がありご不便をおかけして申し訳ございません。
レイアウト(図面)への記載例としては、宮島伸宣先生の講演内であったゴミ箱の位置などを記載してすることも可能です。
ゴミ箱は消毒コーナーの左隅に設置する。ゴミを捨てる時以外は移動させない。
マニュアルとは院内業務のルール化という意味もあります。したがって、ゴミ箱の位置、移動させないというルールも、「感染制御マニュアル」になります。 -
課題の提出に関して、検定日から2週間以内とありましたが、期日までに提出できなかった場合、受験資格は喪失してしまいますか?
もし提出ができなかった場合の対処の仕方をご教授いただきたいと思います。期限内に提出できなかった場合には補講を受講していただき加筆、修正ください。期限内に提出できない場合、できなかった方にも補講のご案内をさせていただきます。
ただし、未完成のままで構いませんので出来るところまで努力していただき期限内に提出してみてください。未完成の方への補講時の講義に反映するようにいたします。 -
講義当日はあまりこの課題の医院についての説明がなく、図面に関しても何をしてよいのかわからず(色鉛筆と定規を持参しましたがどのようにつかうべきなのか?)どうしていいのかわかりません。提出するマニュアルにレイアウト図は必ず必要でしょうか?
案内しておりますレイアウトは、例えば「消毒室の青色塗りつぶし部分に汚染物を一時保管、管理すること」、というマニュアルを作成する場合に必要なためご用意しました。もし作成されたマニュアルがレイアウトに示す必要がない場合にはレイアウトは不要になります。
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発送はポスト投函ではなく手渡しされる方法をとのことですが、追跡可能なレターパックは可能でしょうか
レターパックに手渡しの赤色バージョンがあります。(正式名称:レターパックプラス)
レターパックをご利用の場合はレターパックプラスをご利用ください。 -
検定講習会でいただいた資料を引用し作成し、レイアウトの作成は感染経路や対策のとこなど必要だと思ったところにいれたらいいのでしょうか?
また自分の医院について記載するのは感染対策マニュアルの8の器材の洗浄、消毒、滅菌のとこのみで良いのでしょうか?講義のQ&Aでもお伝えしましたが、レイアウト図には清潔不潔などの動線や洗浄機、滅菌器の配置、ゴミ箱などの配置について記載してください。
今回の感染対策マニュアルは、課題医院の「レイアウト図」と「8.器材の洗浄、消毒、滅菌」以外はどの施設でも同じ内容なのでご質問の通りで作成してください。 -
クラスN滅菌器で基本セット滅菌する場合そのまま滅菌し24時間以内に使用する。
使用しない場合は滅菌パックにいれ2~3日で使用。クリティカルなものの場合は如何なる場合でも24時間以内に使用するという認識でよいですか。効果はないと思いますが紫外線殺菌器に入れるかそのまま清潔な場所に保管するか滅菌後パックに入れるかどれが良いですか?基本セットを未包装で滅菌した場合は、滅菌したその日中に使用するようにしてください。
滅菌バッグで包装して滅菌した場合の使用期限は3~6ヵ月になります。
クリティカル器材やそうでない器材であっても、未包装で滅菌した場合はその日中に使用します。
紫外線殺菌灯は効果が不確実になります。また、器材を滅菌した後に清潔な滅菌バッグに入れることはお勧めできません。清潔な扉付き保管庫へ保管するようにしてください。
器材は可能な限り滅菌バッグで包装して滅菌するようにしてください。 -
課題のレイアウトですが、手洗い場や棚の位置なども自分で考えた位置に設置してよいのでしょうか。
確認ですが、「再使用器材の流れ」の表についてですが、滅菌できない物の流れで「消毒」のあとは水道水で洗浄の後に「乾燥、包装」でよいでしょうか。その通りです。よろしくお願いします。
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滅菌できない物を消毒水洗乾燥したあとの包装ですが、どのような物で包装保管するのが一番良いでしょうか。滅菌パックなどは滅菌するための物なのでもったいなく感じています。
消毒した器材は、清潔なプラスチック製の蓋付き容器やビニール袋などで保管するようにしてください。
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講義の最中に「(超音波洗浄器に)水道水は塩素が入っているので錆びますよ」とおっしゃっていたのですが、すべての器材で(ウォッシャーディスインフェクター以外で)乾燥前の水洗は水道水で水洗後自然乾燥またはタオルで水分がなくなるまで乾燥させればサビの心配はないでしょうか。以前の第二種の講義で錆止めのスプレーなど紹介してくださっていたと思うのですが、それをしたほうがやはり良いのでしょうか。
超音波洗浄機や器材を浸漬する容器は、水道水のみ入れることは錆が発生することもあるので、必ず洗浄剤を調整して入れるようにしてください。
器材を洗浄後に水道水で洗浄剤をすすぎますが、乾燥は可能なら食器乾燥機(高温になるタイプ)を用いて乾燥させることをお勧めします。
錆止めスプレー(潤滑防錆剤)について、持針器やクーパーなどの関節がある器材は劣化などを防止するためにも毎回使用されることをお勧めします。
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講義でおっしゃっていたのですが「ナイト」のホームページがなかなか見つかりませんがURL等はどこから見つければよいでしょうか。
ナイトのURLを記載します。
NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)
https://www.nite.go.jp/information/koronataisaku20200522.html
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課題の提出様式、方法、期日等の項目を見つけることができませんでした。(因みに最終項目は「よくある質問」でした)
課題の提出につきましては、下記ページの中頃でご紹介しております。
https://npo-jaos.org/infection_exam01/20220821/
●課題の提出につきまして(および問い合わせ先):
特定非営利活動法人 日本・アジア口腔保健支援機構
第一種歯科感染管理者検定事務局宛、マニュアルをA4バインダーで閉じて返信用宅配ラベルを同封の上郵送ください。
〒245-0061 神奈川県横浜市戸塚区汲沢1-10-46
info@npo-jaos.org
*締切2022年9月21日(宅配、宅急便発送日有効)" -
マニュアル中に図などを引用する場合はその出典も記載しなければなりませんか。
図などは直接用紙に貼付する形でも構いませんか。
これまでマニュアル作成の経験が無く無知なものですから教示いただければ幸いに存じます。今回は、マニュアルに図などを記載する際の出典元の記載は不要です。
図などに直接貼付する形でも構いません。 -
クラスNの滅菌機は不織布、滅菌ラップは使用可能でしょうか?
また、クラスSは滅菌パックは使用可能でしょうか?
基本的には滅菌物は包装しないで滅菌しますが、多くのクリニックでは滅菌バックなどで包装して滅菌していると思います。
滅菌後、器材の乾燥が悪い時は滅菌器の扉を少し開けて
チャンバー内で乾燥するようにしてください。
また、滅菌器によって異なるので、メーカーに確認してください。 -
課題の医院ではオートクレーブにはタイマーがついていますが、細かい時系列は必要でしょうか?またはおおまかな再生処理の流れでいいでしょうか?
滅菌時間など、詳細な項目は不要です。
大まかな再生処理の流れを記載してください。
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いま、提出すべきマニュアルを作っているのですが、「感染対策マニュアル」を作っていますが、「感染症別対応マニュアル」も提出する必要がありますか?
講義でも説明しましたが、1 感染対策指針 2 感染対策マニュアル 3 感染症別対応マニュアル 以上の全てが必要です。
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講師の先生やテキストにマニュアル作成には、イラストや図を入れた方が良いという言葉がありました。
他の医院のマニュアルも参考にして作成しておりますが、文章のみの医院様(大きな病院)も多いようで必ずイラストなどを入れなくてはいけないのでしょうか?今回のマニュアル作成に際しては、提出期限の制約もあることから必ずしも必要ではありませんが、ご施設のマニュアルを作成する際は図やイラストなどを挿入されると見やすくなると思います。
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第一種検定に合格した場合、認定日はいつになりますか。
第二種で保有していたポイントはどのようにになりますか。第一種検定認定日は、試験日になります。
第二種歯科感染管理有効期限や、継続セミナーのポイントは試験日にリセットされます。